Fête du Miel au Jardin du Luxembourg / リュクサンブール公園のハチミツ祭り


年に一度9月に開催されるFête de Miel / ハチミツ祭り。


公園内の養蜂場で採れたハチミツの販売もあり、初日の朝から沢山の人々がハチミツを求めて列を作っていました。


マロニエや、公園内の果樹園の花の風味たっぷりのハチミツ。


初日のお昼前には完売してしまう人気ぶりです。


1856年設立の養蜂教室は、いまでも人気の講座です。当時使われていた道具など




Société Central d’Apicultureの方による養蜂の説明を熱心にきく人々。


普段はみられない箱(養蜂箱)の内部もみせていただけました。


ハチミツは古来、芳香剤として利用されていたこともあるそう。古代エジプトや中国にはハチミツを利用した煉香があったといわれています。
ハチミツの香りは香料としても用いられます。こっくりとした深みとバルサム調、ほんのりフローラルやウッディ、タバコのような香り。
メインで用いられることは稀ですが、フローラルやシプレのとよく調和し、香りにやわらかさを添えてくれます。
過去10年間で世界中からミツバチが急激に減少していています。原因の多くは、環境に撒かれる強い農薬です。野菜や果物の自然受粉という大きな役割を担う蜂の減少は、深刻な問題。専門家が懸念を抱いているそうです。
そんな解説もいただき、今後少しでも蜂が増え、豊かな自然の恵みを享受できるような環境をつくっていきたいですね。
そして彼らからの大切な贈り物のハチミツを味わえるありがたさを実感します。
Fête du Miel に関する詳細はこちら:
http://www.la-sca.net/spip.php?rubrique2