La Chandeleur


クリスマスから40日後の2月2日はLa Chandeleur (聖燭祭)。聖母マリアのお潔めの日。
英語ではCandlemas dayと呼ばれる。
Chandeleurの語源は、chandelle(ろうそく)。
松明、ろうそくの灯は古代より「光」や「希望」を象徴するもの。
この日、人類の光となるキリストを祝して、人々はキャンドルを灯し、行列したといわれています。
fevrier=2月の語源は、ラテン語のfeu / 火 nouveau / 新しい=新しい火で、
冬を越え、春への「再生」のタイミングでもあり、みどり色のろうそくの炎で
あらい潔め、この日を祝ったともされます。
フランスでは、寒い冬から春へと移りかわる季節、春の到来を祝い、1年の繁栄を願って、
家族や友人とクレープを食べる習慣があります。
丸く黄金色のクレープは太陽を連想させるからだそうです。
左手にコインを握り、右手でフライパンのクレープをうまく返せると幸運が訪れるという
言い伝えがあります。


食料品店ではクレープを自宅で作るセットをレシピと共に販売しています。
パリやリヨンなどでは、ティファール、クレープに塗って食べる、
子供たちが大好きなチョコレートのスプレッド、ヌテラなどがスポンサーになり
クレープの無料提供がおこなわれます。
イベント主催のサイトはこちら(仏語)
手軽に作れるクレープを囲んで、おやつや食後の楽しい時間が過ぎていきます。