キャンドルと香りでつながる日仏の絆


東日本大震災から4ヶ月が経ちましたが、
未だにその深刻な影響は多方面に及んでいると聞いています。
こちらフランスでも、引き続き 様々な形での活動が行われています。
義援金を募るコンサートや、震災支援のオリジナルアイ テムを制作し、
その売上が寄付されるというもの、
企業、アーティスト、個人的なグループによる呼びかけなど
多くの方々の日本のために何かしたいという気持ちが伝わってきます。
そんな中、パリで陶器を中心にグラスウエア、家具、文房具などのアイテムも手がけ、
アーティストとのコラボレーションも展開しているアスティエ・ド・ヴィラットが
香料会社TAKASAGOと震災支援オリジナルのフレグランスキャンドルを発表しました。
タイトルは、”Yu-Aï (友愛)”。
ジンジャー、パチュリの 葉、カルダモン、トネズミモチの花、桜の花の香りを表現。
スパイシーできりりとした香りが空間を清め、そこに 桜などのフローラルがふわりと残ります。
この日本への思いを香りで表現したのは、調香師フランソワーズ・キャロンと高砂香料。
箱に描かれた招き猫は、日本へ再び幸福がもたらされるという願いがこめられた、
素敵なアイディアです。


税抜の売上金は全て日本赤十字社へ寄付されます。
ちなみに震災関連の記事、活動で多く目にするフランス語 solidarité は、連帯の意。
支援、援助よりも、同じ目線で繋がる、という精神的な心強さを感じる
なんともフランスのエスプリを感 じさせる言い回しです。