フランスは節電?


フランス人はなるべく無駄なことはしないという意識があるようで意外と合理的です。
例えば照明の使い方をみると・・ 普段、人が居ない場所は消灯されているので、
カフェやレストランのトイレ、ホテルの廊下などで自分で明かりを点ける機会が多くあります。
電灯のスイッチをオンにして、一定時間が経過すると自動的に消えるしくみも普及しています。
日常的に節電されているのかもしれませんね。


街やお店、部屋も日本に比べると薄暗いのですが、落ち着いた雰囲気です。
ほとんどの家庭が間接照明なので、すべての部屋が同じようにいつも明るいのは
どうも苦手。天井から部屋全体を明るく照らす照明に慣れていないようです。
日本の店舗の照明、カウンターディスプレイの白い光、ネオンサインがあふれる
昼間のように明るい夜の街はまぶしいと感じるそうです。
日曜日や深夜も営業するお店の便利さに感嘆すると同時に、
夜中に明るすぎる場所には違和感があるといいます。
こちらに暮らして、自然の暗闇はどこか静寂と平穏をあたえてくれることに
気付かされました。
そこに灯るほのかなあかりに、緊張した気持ちがほぐされ、
ゆっくりとお湯に浸かるような 安堵感すらも・・
陽が沈むまでの時間をキャンドルを灯して過ごす。
徐々に暗くなっていく空の様子、景色を眺めながら、食事をしたり
おしゃべりしたり ゆったりした時間の流れは何よりも贅沢です。
特別な日でなくてもキャンドルを灯す
五感が研ぎ澄まされ 気持ちいい風を感じる 心がほどけていきます
時には香りのキャンドルを加えてリラックスするのもよいでしょう。
週末の夜、電灯ではなく、キャンドルの光で過ごしてみてはいかがですか?
6月になりました。22時過ぎまで何となく明るく夕暮れの藍い空を長く楽しめる季節です。
もうすぐ夏至、北半球では一年中で最も昼が長く、夜が短い日。
日本ではキャンドルナイトがよびかけられています。
今年は少し趣が異なるのでしょうか。
節電 この夏は東京でも星空がみえるといいですね。